« ぷち風雨来記200707富良野・美瑛-1 | トップページ | 【ULTRA SEVEN X】 »

2007.09.25

<夜毎の音盤>「エル・カザド オリジナルサウンドトラック2」

真下ガンアクション三部作のトリを飾る本作の音楽はもちろん梶浦由記。
舞台が南米という事もあって、前二作とはメインとなる楽器で差別化を図っており、メロディー、アレンジもアコースティックギターやアコーディオンのスパニッシュ系、南米ならではのケーナ等を生かした乾いたサウンドとなっている。ライナーノートによれば、わざわざイメージロケハンの為ペルーを訪れたとの事で、その成果は充分に生かされており聴き応え充分。

今アルバムの白眉は、一枚目に収録されていたスピード感溢れる戦闘曲「el cazador」を日本語詞にして再アレンジした「cazador del amor」だろう。何れもお馴染みYUUKAの歌唱だが、情熱的な歌唱は更に磨きがかかり鳥肌モノ。南里侑香名義でキャラクターソングも歌っている彼女だが、つくづく梶浦サウンドとの相性は抜群だと感じさせる。
また、「the rush of a bounty hunter」での延々と続く超絶的なハーモニカソロも、かなり痺れるサウンド。やはり賞金稼ぎにはハーモニカが良く似合う。
敵側のサウンドもいつもながら手堅く「project leviathan」では、いつもの混声合唱でなく少年少女合唱を用いる事で、かえってドス黒い雰囲気を醸し出しているのはさすが。
そして、最終回ラストを飾った「I reach for the sun」が、感動的なバラードで最後を締めくくる。メロディーのみならず梶浦氏自身による詞もスケール感溢れる素晴らしい物。これは聴いて感じて頂くしかない。
一部には「英語の女性ヴォーカル曲ばっかりでマンネリ」という声もあるらしいのだが、劇伴音楽家たるもの、はっきり言って「マンネリが(マンネリでも聴いていて快感なくらい)受けてなんぼ」というのは、古くからアニメ、特撮サウンドに親しんできたファンならうなづいて頂けるのではないか?と思う。(渡辺宙明しかり、伊福部昭、宮川奏、羽田健太郎しかり)次回作も是非この調子で行って欲しいと思う次第。いえっさ。

 

ついでなのでこちらも紹介。

掲載誌が「チャンピオンRED」だけあって、妙にエロい(笑)のは置いといて。とかくコミカライズの漫画家は画力に難があるケースが少なくないが(「ガンダムSEED」とか)、今作は柔らかくも迫力のある描線のかなり達者な画力で、安心して読める。
さすがに半年間の展開とあってか、L.A、ジョディ、リカルド等のレギュラー陣をオミットしているのは残念だが、その分まとまりも良くなっている。終盤はオリジナルキャラでのオリジナル展開という辺りもコミカライズの真骨頂か?サントラ聴きながら読むのも悪くない。
せっかくだから今から「Noir」もコミカライズを……というのは無理か(^_^;)

キーワード:梶浦由記 エル・カザド FictiomJunctionYUUKA 南里侑香 貝田由里子 廣瀬周

|

« ぷち風雨来記200707富良野・美瑛-1 | トップページ | 【ULTRA SEVEN X】 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

<夜毎の音盤>」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92464/16566228

この記事へのトラックバック一覧です: <夜毎の音盤>「エル・カザド オリジナルサウンドトラック2」:

« ぷち風雨来記200707富良野・美瑛-1 | トップページ | 【ULTRA SEVEN X】 »