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2007.10.17

ぷち風雨来記2007EX 富良野自然塾 環境教育プログラム

北の大地から帰ってきました。
いつもなら、時系列に沿って御紹介していく所なのですが、今回はそれを曲げてこの記事から行きたいと思います。

富良野自然塾というのは、「北の国から」「優しい時間」「ブルークリスマス」等の脚本家倉本聰先生が主宰され、植樹を中心とした自然返還事業、環境教育事業を富良野プリンスホテルの旧ゴルフコースで行っています。最近はサッカー日本代表の元監督岡田武史さんが、インストラクターの資格を得たと話題になりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000079-san-soci
初めてニングルテラスでパンフを手にした時は「結構、富良野でも遊ばせてもらってるからちょっと位寄付しても罰は当たらんか」くらいの気持ちでした。が、会報(現在三冊発行、倉本先生他スタッフの方達とその道の専門の先生との対談が実に面白い!)から察せられる活動の中身の濃さにどんどん興味を引き込まれ、「こりゃ体験しない手は無い」と思い遂に参加に至った次第です。(実は7月の時も申し込もうとしたんだけど定員一杯だったのよ、オンシーズンだったし)

前日までの道東と比べるとかなり寒い富良野の朝、それでも予報の雪が降らなかっただけでも幸いか。「北の国から」TVシリーズでもお馴染み富良野プリンスホテルの玄関で、スタッフの方と合流。どうやら参加は自分一人の模様だが、下見に来ている人がいた。修学旅行等では好評らしいので、学校関係の人だったかもしれない。
フィールドディレクターの小川さんは珍しく富良野塾の出身でなく、前は釣り等のインストラクターをされていたとの事。小気味良い関西弁で楽しく説明してくださいました。

☆緑の地球
まずは、「鼻と口をつまんで息を我慢してください」と。耐えるも20秒で挫折。呼吸が出来なければ人は死ぬ。呼吸に必要なのは酸素。酸素はどこから来る?そう、植物から。特に葉っぱのある樹を植えるのが重要、という事を聞く。頭で分かっているのと実際に窒息しかける?のとでは、やはり実感が違う。

☆石の地球
石の地球で地球の星としての構造を見せてもらう。映画「日本沈没」で竹内先生が解説されていたアレですよ。マントル対流とか。でも、学校の授業や映像で見るより、立体として目の前にある事のなんと分かり易い事か。地殻表面の薄っぺらさ、それを守る大気層の薄さに唖然となる。そして、それを剥いた地表面の面積比の石板もある。地球の表面の大半は海、でもそれは塩水。使える真水の何と少ない事か!

☆地球の道
そして、ここから地球46億年の歴史を体感する460mの道が始まります。
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当然なのですが、生命発生までに結構歩く訳です。手前の赤い石が地球が高温化している状態、そして白一色の全球凍結の時代が続きます。視覚的に非常に分かり易いです。
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6億年前、海水温度が45度まで上がる異常高温化した時、中心気圧300ヘクトパスカル(!!!)のスーパーハリケーンが発生し、数千年間(!!!!)荒れ狂ったそうです。そのハイパーハリケーンを渦巻きで表現。
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左の黒い筋は植物の遺産、石炭。白い筋は恐竜など生物の遺産、石油。ですが…
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あっという間に現れた人類が、あっという間に………。
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「地球は子孫から借りているもの」460m歩いてきた最後の最後での人間の所行、を痛い程実感させられました。

☆育苗
さぁ、いよいよ樹を植えます。まずは、種から育てた苗や天然に育った苗を「カミネッコン」と呼ばれるダンボール製の鉢に移します。ダンボール紙ですので時が経てば自然に朽ちていきますが、それまで根を守ってくれる優れ物です。
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これをすぐには植えません。植えるのは前に他の人が作っておいて成長した苗です。
作業中、電動カーに乗って初老の男性が現れました。あれ?もしかして…?
なんと、倉本聰先生でした!ちょくちょくフィールドを見て廻っていらっしゃるそうです。寒い日でしたので、「風邪をひかないように」と声をかけて頂きました。
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さぁ、植える為の穴を掘ります。そんなに深い穴ではないのですが、元がゴルフ場だけあって芝の下には、粘土層と石がゴロゴロ。結構力が要ります。ていうか、スコップなんて握ったのは、何年振り?うまく掘れないのが歯痒い。
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三点セットで植えます。違う種類を植えた方が育ち方に差が出るので風から守ったりとか好都合だったり、またお互いに競争するのだそうです。
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どうか元気に育ってくれますように……。

☆裸足の道
最後のカリキュラム。五感の内誰もが一番メインで使っている視覚を封じ、聴覚や触覚を敏感にして感じます。目隠しをして手を引いてもらい歩きます。草の道、砂利の上、砂の上…子供の頃は結構、「土の上を裸足で走り回って遊ぶ事!」て感じだったなぁと思い出したり。二週目は手を離してインストラクターの人の足音を頼りに歩きます。

以上でプログラムは終了です。
実のところ、地球の道で説明された事は"知識"としては結構知っていました。しかし、実感、いや文字通り体で"体感"した事による"実感"は、受講前後で全く変わっていました。実感。数字で実証する事も確かに大事かもしれません。しかしそれは例えば、北海道に暮らす人達が「今年の気候はおかしい」という実感、直感を無視して良い、という事ではないと思います。当ブログを見て下さっている方には、特撮ファンも多いと思いますが「直感とイマジネーションだ!」あの「日本沈没」の田所博士の台詞を思い出して頂きたいと思います。体験して知る事の重要さを本当に思い知らされました。このブログでは実際の1/100も伝え切れていません。是非、体験を、実感を!
あと、東京にいるとろくに土に触る事が無いのですが、久々にスコップで土を掘ったりして「あぁ、昔は手伝いにしろ遊びにしろ、当たり前に土に触れる生活をしてたな」という事を思い出しました。(別に農家とかでなく普通のサラリーマン家庭でしたが)反面、東京の小学校の運動場に土が無いのを見るにつけ、この環境で育つこども達が自然やエコロジーという物を本当の意味で理解出来るのだろうか?と考えると暗澹たる気持ちになりました。もし、学校関係者の方でここを見て頂いた方がいましたら、修学旅行、体験学習等に是非検討してみて下さい。(実際、修学旅行での参加も多いらしく好評だそうです)また、富良野観光を予定している方。3時間という時間以上に得る物の多い事を保証します。あなたの予定に是非加えてみて下さい。
自分が樹を植えたくらい、屁の突っ張りにもならないでしょう。でも、斜に構えて「そんなの無駄だ」というよりは、ハチドリの一滴でも何かをするべきだと自分は信じます。"自称エコロジスト"とかヒステリックな環境左翼はキライですが、逆に根拠のない楽観主義、偏ったデータ提示による楽観論も、もう通用しない段階まで来ていると思います。
「金と携帯」より自分は「水と酸素」を取りたい。そう思っています。

 富良野自然塾
http://furano-shizenjuku.com/
紹介した「環境教育プログラム」は6月~10月実施です。
新プログラム「闇の教室」は通年実施らしいですので、次回はこちらも体験してみたいと思っています。

本当に貴重な体験をさせて頂きました。スタッフの皆さん、倉本先生、本当にありがとうございました。

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