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2013.07.24

<夜毎の音盤>YAMATO SOUND ALMANAC 1982Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ 「ヤマト・ラプソディ」シリーズ

 前回、95年リリース時には一度に大量のヤマト音盤が発売された為、順番に買っていこうと呑気に構えていたら、あっという間に廃盤になってしまいこの三枚だけ手に入れられずに悔しい思いをしましたが、今回約20年ぶりくらいで耳にする事が出来ました。

 解説に早川優さんが書いておられる通り1982年という「Ⅲ」と「完結編」の狭間にあって飢えていたヤマト音楽への渇望を癒やしてくれたという意味で、またサントラとも交響組曲とも違う豊かな響きに満たされていたという意味でも、今回リリースの三枚はみな忘れがたい名盤です。発売日に手にした時ジャケットが「ムーディーな女性の写真」だった事に驚かされたのも今思えば懐かしい話です。(レコード店店員から聞いた「あの写真に結構なお金がかかった」という話は本当なんだろうか?だとすればCD化の際にジャケットが差し替えられたのもうなずけるかも?)

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YAMATO SOUND ALMANAC 1982-II
「ギターが奏でるヤマト・ラプソディ」

 演歌界の大御所でありながら、「交響組曲」から「完結編」までヤマトの音楽をその黄金の指で支え続けてくれた木村好夫さんをフィーチャーしたシリーズ第一弾。シリーズ最初と言う事で「好敵手」のようにカラオケにそのままギターを乗せた曲もありますが、そこはむしろ木村さんのお得意といった感じでささきさんに負けない歌声で聴かせてくれます。全体的に「別離」「真っ赤なスカーフ」「アルフォン少尉」といったヤマトの中でも比較的アダルティな曲がメインですが、弦の一弾き一弾きに豊かな情感がこもっているのには脱帽です。個人的には宮川先生のアレンジが光る「ヤマト再会」でしょうか。そのまま該当するシーン用の曲でないのにも関わらず、紛れもなく「ヤマト再会」を連想させる曲なんですよね。
 ボーナストラックの音楽全集模範演奏ですが「宇宙戦艦ヤマト'83」「ヤマトより愛をこめて」「好敵手」の三曲が宮川先生、残りが羽田さんとなっています。宮川先生の情感溢れる演奏、羽田先生の超絶技巧、何れも味わい深くボーナストラックのレベルを遙かに超えた逸品です。

 YAMATO SOUND ALMANAC 1982-III
「ピアノが奏でるヤマト・ラプソディ」

 当初、羽田健太郎さんのピアノという事で発表されていたのが変更となり少々がっかりしたものの、実際に聴いてみて鈴木さんと宮川先生のピアノもなかなか味わい深かったのを覚えています。
 シリーズ二段目という事で宮川先生の編曲も「ヤマトのテーマ」のように原曲にこだわらずに大胆なアレンジも聴く事が出来ます。本編未使用の「テレザート星」(過去BGMコレクションではなぜかデスラーのブロックに配されていて驚いた)等はバージョンアップしてアルパムのコンセプトにぴったりな作品となっています。個人的にはオリジナルの壮大さと真逆に淡々としたアレンジが逆にスケールの大きさを感じさせてくれる「新銀河誕生」がお気に入りです。
 ボーナストラックの音楽全集模範演奏ですが、この盤に収録された曲は全て羽田さんの演奏となっています。何れもオリジナルに勝るとも劣らない名演奏ですが、特に「序曲」の繊細さとパワフルさ、「大いなる愛」の豊かな情感は聴いていて涙が出そうになる程です。元々の内容も素晴らしい物ですが、ボーナストラックの素晴らしさには価格以上の価値があると断言させていただきたいと思います。特に御自分でピアノを弾かれる方は絶対買って損はありません。(羽田さんの演奏が模範どころじゃ無いレベルなのがアレですが(^^;))

YAMATO SOUND ALMANAC 1982-IV
「バイオリンが奏でるヤマト・ラプソディ」

 シリーズ第三弾という事で全体に完成度が高くなっています。バイオリンは後にN響の「交響曲宇宙戦艦ヤマト」で羽田さんと超絶的な演奏を聴かせてくれる徳永二男さん。またギターの木村さんに加え羽田さんもピアノとアレンジで参加となり豪華な顔ぶれとなっています。宮川先生のアレンジも一枚目の「ヤマト再会」と似たコンセプトの「ヤマトのテーマ」も見事に差別化されていたり、ディスコ盤との共通点が見え隠れする「雪の最期」メドレーが楽しい「星に想うスターシャ~スターシャ」、原曲とは異なるアレンジも味わい深い「沖田の死」意表を突いてダンサブルな「ボラー連邦」と冴え渡っています。全体を通してイージーリスニングとして聴くのも楽しい一枚と言えます。
ボーナストラックの音楽全集模範演奏ですは「無限に広がる大宇宙」のみ宮川先生(西崎P御指名?)、他は全て羽田さんとなっています。レクイエムというよりは本編の「SYMPHONY OF -」を思わせる御自身による「アクエリアス・レクイエム」は鳥肌物です。宮川先生の情感豊かな「無限に広がる大宇宙」、迫力の「宇宙戦艦ヤマト(連弾)」の二曲も締めにふさわしい素晴らしさです。

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